木管五重奏とソプラノ♪
- メジロピアノ教室
- 6月6日
- 読了時間: 2分
パリオペラ座の木管楽器首席奏者たちと、ソプラノ歌手のサラ・シャインの演奏会に行ってきました!
木管五重奏とソプラノという編成は、ちゃんと聴くのは初めてでしたが、とても楽しい響きで、癒されました。五重奏は、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンです。フランスは、特に木管楽器の名手がたくさんいるのですが、多彩な音色の、伸びやかなフレーズ、弾むようなリズム感、そして息を合わせたアンサンブルは、本当に素晴らしかったです。難しいことを、軽々と何ともないように見せていて、理想の音楽表現でした!
プログラムは、モーツァルトの「フィガロの結婚」や、ビゼーの「カルメン」など王道のオペラ作品が主でした。
サラ・シャインの歌声は、透明感と艶があり、堂々とした安定感と繊細な表現に、うっとりしました。これからもっと、彼女の歌を聴きたいなと思いました!五重奏もぴったりと寄り添って、やわらかくあたたかい響きになったり、情熱的なカルメンの、リズムの刻みや盛り上がりも素晴らしかったです。
ほかに、ラヴェルのピアノ曲「クープランの墓」の編曲版や、木管五重奏のための、イベールの「3つの小品」。
クープランの墓は、旋律楽器同士の対話がよく聴こえてきて、逆に、ピアノでこんな風に演奏できたらいいなと思ってしまうほどでした。
そして、イベール!小品なので、それぞれは短いのですが、木管アンサンブルの良さが凝縮されて、生き生きとバランス良く、とても素敵でした!
アンコールの、アイルランド民謡も穏やかで印象的でした。
メンバーそれぞれの個性や、親しみやすい人柄も垣間見える、あたたかく素晴らしいコンサートでした。来日公演はとてもありがたく、聴きに行くことができて、本当によかったなと思います。
